餅踏み祝い |餅踏み もちふみ 佐賀 1歳の誕生日祝い
2020年1月下旬
甥っ子の1歳の誕生日のお祝いに呼んでもらいました。
「もち踏み」です。
佐賀県の中でも、やり方は多少地域差があるとは思いますが、
準備をしたお餅に小豆をちりばめ、その上を1歳を迎える子供に踏ませます。
昨日母が一生懸命準備をしていました。
わらじも母の手作りです。わらじは、布でできています。
(他のおうちでは、わらのわらじです。)
踏ませた先に、「選び取り」をします。
お財布や筆、電卓などを置き、はじめに何を掴んだか。で占います。
その子は、将来それに関わる仕事に一生つく。
深刻な意味合いではなく、あくまでイベント(余興みたいなもの)です。
しっかり、力強く踏みました。
度胸のある子です。
大きな病気や怪我なく、たくましく、やさしい人になってほしいですね。
家族で楽しいひと時が過ごせました。
選び取りの小道具。
一般的に用意されるのはこの6つです。昔から用意されていた小道具です。
- そろばん
- お金
- はさみ
- 筆
- 箸
- 定規
そのお家の生業によって、また、男の子か女の子かでも違ってくるかと思います。それぞれのアィディアで用意するのも楽しみのひとつです。 - 電卓(商業系、数学が得意な子)
- おさいふ(金融系、お金に困らないように)
- はさみ(美容師、服飾関係、工作やものづくりが得意な子に)
- 筆ぺん(自学、絵や文字がきれいに、賢くなるように)
- 定規(建築系、測量士など、正確な仕事ができるこに)
- トラクターのミニチュア(農業、美味しいお米を全国に届けれるように・オリジナル)
昔は、栄養不足で1歳になるまで育つことのない時代があったそうです。
「餅踏み祝い」の親戚の集まりがあるなら、ぜひ、駆けつけてあげて、一緒にたのしまれませんか?準備はたしかに大変ですが、「自分の時は何を選んだ。」など、話が聞けたりして、こころがほっこり癒やされますよ。